堀江氏擁立、ライブドア、集客期待?
~日経新聞 2005/08/18 3 面から
「またライブドアが利用者を増やすんじゃないか」――。ライブドアの
堀江貴文社長の衆院選出馬観測が流れて以降、同業のインターネットサービス
事業者の間では、同社が運営するインターネットのポータル(玄関)サイト
のページビュー(閲覧数、PV)が伸びるとの見方がでている。
ライブドアブログで稼ぐ!儲ける! 堀江 貴文 (著)
https://www.iw-jp.com/am.php?id=4478740348
●● 社長業と国会議員、両立できるのだろうかと多くの方が考えられたと
思います。
堀江氏は、自身のブログの中で、次のように語っています。
もし出馬したとしても社長は続けますともちろん答える。
時間とは工夫次第で有効に使えるものである。
単位時間あたりの生産効率を上げていけばよいことである。
要領の悪い人は時間の使い方が間違っていることが多い。
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/
フジテレビとの業務提携締結以降、あまり目立った報道がなかった
ライブドアですが、同社株価は、ここ3ヶ月間、極めて堅調に推移
しています。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=4753.t&d=c&k=c3&z=m&h=on
フジテレビとライブドアが資本・業務提携を発表したのが4/18
のことでした。
そのころのライブドア株の株価は、300円近くと、上場来安値の
水準で推移していました。
その後、しばらくの間は、300円台前半で低迷していましたが、
6月に入ってからは、堅調に値を上げはじめ、昨日の終値が475円
と、およそ3ヶ月で50%以上値を上げています。
結果的に、ライブドアに出資したフジテレビは、ほぼ底値で
ライブドア株を取得し、たった数ヶ月で50%以上の含み益を
上げたことになります。
直接ニッポン放送を子会社化するより、ライブドアに出資した
形の方が、大きな利益を上げることが出来たことになります。
ただ、今月に入り、ライブドア株の値動きに、かげりが見えて
きていたことも事実です。
株価500円という壁を、1ヶ月近く超えられないでいます。
もしかしたら、今回の出馬表明も、株価のことを気にかけた
部分があるかも知れません。
事実、堀江氏への出馬要請が報じられた8/15以降、株価は
上昇をはじめています。
今回解散された衆議院の平均年齢は53歳。
25歳から被選挙権が得られる衆議院議員ですが、平均年齢はかなり
高めといえるでしょう。
また、基本的に文系人間が多い議員の中に、IT業界の最先端にいる
堀江氏が参加することは、極めて大きな意味があるとも考えられ
ます。
まだ立候補する選挙区が決まっていませんが、堀江氏は、
『どうせやるなら反対派の選挙区で戦いたい』
と自民党幹部に伝えているということです。
今回の衆院選は、全国で熱い戦いになりそうです。
《関連Webサイト》 衆議院 http://www.shugiin.go.jp/