クリントン氏回顧録 注目度「ハリポタ並み」
深夜の発売、長い列
~日経新聞 2004/06/23 8 面から
大統領在任中に一大スキャンダルに発展した元ホワイトハウス実習生モニカ・
ルインスキーさんとの不倫問題に触れたクリントン前米大統領の回顧録
「マイ・ライフ(私の人生)」が二十二日、発売された。
「まとまりがない」「不倫問題の記述があっさりしすぎ」など手厳しい
批評も出ているが、発売日の同日午前零時(日本時間二十二日午後一時
)には、回顧録販売のため特別に開店したニューヨークの大手書店前に
百人ほどが列をつくった。
●● ネット社会の現代では、米国で発売される洋書が、1日遅れですが、
日本でも簡単に手に入ります。
https://www.iw-jp.com/am.php?id=0375414576
アマゾンのランキングでは、洋書部門でハリーポッター第5巻を
凌ぐ1位を獲得。
書籍全体でも、洋書ながら8位に入るという人気ぶりです。
2001年、クリントン氏の大統領退任直後に、およそ10億円という
高額で出版社と回想録の出版契約を結んだことが大きな話題と
なりました。
当初、発売予定が、2003年とされていましたが、2003年には
クリントン元大統領夫人のヒラリー氏の回想録が出版されたためか、
契約から3年後の今年、やっと出版されることになりました。
そして、発売するなり、初版本150万部・予約200万部です。
定価が、35米ドルですので、予約分だけで7000万ドル。
日本円にして、およそ75億円。
契約金の10億円は、十分妥当な金額だといえるのかもしれません。
ちなみに、2003年に発売されたヒラリー夫人の回顧録は、初版が
100万部。
ヒラリー夫人と出版社が契約した金額は、10億円弱でした。
夫婦2人で20億円。
自伝にこれほどの価値が付く夫婦は、空前絶後だといえるかも
しれません。
先日、出版を前にマスコミなどで報道されたこの「マイ・ライフ」
の一部を抜粋します。
不倫を告白した後、2カ月間以上は居間のソファで眠った
不倫問題により自分の「最も暗黒の部分」が明らかにされた
ブッシュ大統領に、就任前、米国にとって最大の脅威は
国際テロ組織アルカイダと指導者のウサマ・ビンラディン氏
だと伝えていた
この「マイ・ライフ」、アマゾンジャパンでの販売価格は2,852円。
米ドルの定価を日本円に換算した価格から、いきなり30%OFFと
なっています。
ちなみに、米アマゾンでは、いきなり40%OFF。
さきほどの75億円という数字は、30~40%OFFしたほうがいいかも
しれません。
《関連Webサイト》 Clinton Presidential Center