売り介入額最大7.5兆円・TPP調整 民主ヤマ場

   昨今、日本にとって大きな課題になっているTPPと円高について、
   シンプルに考えてみたいと思います。

   
   特定の国家が、特定の国家への輸出を増やして、貿易黒字を増やそうと
   思ったら、方法は3つあります。


     1.輸出品の付加価値を上げる。

     2.相手国の為替を高くする。

     3.相手国の関税を下げる。


   今日本では、このうち2つが同時に起きています。

   それが、円高とTPPです。


   国家が戦略的に自国の貿易黒字を増やそうと考えた場合、2と3の方法を
   実行することが、最も効果的です。

   それが今、対日本で実施されていると考えると、現在の状況がよく
   把握できるのではないかと思います。

   自国よりも他国の利益を優先した提案をしてくる国家は、残念ながら
   どこにもありません。

   このことをよく理解して選択する必要があると思います。


   ちなみに日本は、1の方法に特化して世界一の輸出大国になりました。

   1の方法は自助努力であり、日本人の国民性にあった方法だといえます。


   行動自体に善悪はなく、自国の利益を優先することは、ある意味国家
   として当然の行為です。

   それをどう受け取り行動するか。

   その選択が重要になってきています。




《関連Webサイト》財務省貿易統計

http://www.customs.go.jp/toukei/info/