ソニー、動画共有サイト参入、携帯電話など融合狙う
~日経新聞 2007/04/27 11 面から
ソニーは26日、動画共有サイト事業に参入すると発表した。パソコンや
携帯電話、デジタルカメラや携帯音楽プレーヤーなどで撮影・投稿した
動画を家族や友人など限られた人の間で無料で共有・視聴する仕組み。
コンテンツ関連事業を強化したうえで、ハード事業と連携させることで
製品の販売を増やす。
27日に公開範囲をきめ細かく制限できる動画サイト「アイビオ」を公開
する。1件150メガバイトを上限に動画ファイルをパソコンや携帯電話を
介して投稿し、閲覧できる。サイトを利用するには事前にメールアドレス
などを登録する必要がある。
●● 本日公開されたサイトはこちら。
http://eyevio.jp/
ただ、閲覧者が多いようで、動作が非常に重たくなっています。
また、すでにかなりの動画が投稿されています。
このサイトはYouTubeなどに代表される、いわゆる動画投稿サイト
ですが、ソニーらしいテレビ的な使い勝手が導入されています。
まず、投稿された動画などはチャンネルという概念で分類され
ます。
視聴者がそのチャンネルを選ぶと、そのチャンネルに分類された
動画が順番に視聴できるようなスタイルになっています。
そのため、気に入ったチャンネルなどを選択した後は、テレビの
ようにそのまま連続して動画を視聴できるようになっているの
です。
例えば、週間ランキングなどのチャンネルを選んだ場合、人気
ランキング順に順次動画が表示されるといったような形です。
家電などとの連携が強化されており、パソコンはもちろん、
携帯電話からの投稿も可能。
また、投稿されている動画を、ウォークマンやPSP、iPodなどに
取り込んで視聴することが可能となっています。
動画だけでなく、デジカメ写真などの静止画からBGM入りの動画を
生成するツールも提供されています。
これは、最近ソニーが力を入れている部分で、テレビCMなどで、
テレビに写真を順次表示し、音楽を流して上映している様子が
流れていますが、PS3やサイバーショット
T100などで利用できる
新しい写真の楽しみ方といえます。
PS3 https://www.iw-jp.com/am.php?id=B000JJBO2K
T100 https://www.iw-jp.com/am.php?id=B000NTQLP6
今朝の日経には、SCEの久多良木会長が退任するとの記事があり
ました。
ソニーは、ハワード・ストリンガーCEOのもと、様々なサービスを
提供し、融合させることで、新しいエンターテイメントを演出する
企業へと大きく舵を切っているようにみえます。
この「アイビオ」も、iPod対応というところに、これまでのソニー
にはない変化を感じます。
「アイビオ」は今後、ハイビジョンテレビでの視聴にも対応する
予定のようです。
面白いことになるかもしれません。
《関連Webサイト》Sony
Japan|ソニーグループ ポータルサイト
http://www.sony.co.jp/