北極点の氷 出資のお礼に
ネットで個人に資金募る
~日経新聞 2014/01/19 社会 面から
北極点まで単独無補給で歩いて到達を目指す北海道鷹栖町の冒険家、
荻田泰永さん(36)が18日から、インターネットを通じて不特定多数の人に
小口で資金を募る「クラウドファンディング」を活用し冒険への援助を
呼び掛けている。お礼として出資者に北極点の氷をプレゼントする予定。
●● 将来的に、このような資金調達方法が増えてくると考えます。
その理由は明快です。
ものごとの形や仕組みは、より本質的な方向に進んでいくからです。
お金の本質的な意味は、価値と感謝の循環です。
この本質に従うほど、お金はうまく流れますし、この本質に背くほど、
お金はうまく流れません。
そのため、例えば起業の際、銀行から融資を受けるという形は、少し
本質からは離れた形になっています。
より、本質に近い形は、この記事のように、その価値を享受する人から
直接出資を受けるという形です。
これは、銀行が、間接金融といわれるゆえんでもあります。
これまでは、効率化などの側面から、資金が銀行を経由した方が便利
でした。
しかし、いま、インターネットを始めとする、様々な技術革新により、
直接金融が容易になってきています。
その結果、お金がより本質的な形で流れようとしていると言えます。
例えば、サービス業を起業する場合、そのサービスの対象となる方に
出資を募り、代わりにサービスを提供する。
適正な価値のサービスを提供できれば、出資者は圧倒的にコアな顧客
になり、次の顧客を引き連れてきてくれるでしょう。
こうしたより本質的なお金の循環が発生するようになると、起業の
リスクはますます低くなります。
銀行から融資を受けるから債務超過があるわけで、銀行から融資を
受けなければ、債務超過は起こりえません。
この宇宙の原理原則は、より本質を知り、それに沿って行動した人ほど
幸せになるということです。
本質を見抜き、本質に沿った行動をすぐにはじめることが重要です。
《関連Webサイト》北極冒険家荻田泰永のページ
http://www.ogita-exp.com/