携帯のメールを転送 番号継続制度に対応
~日経新聞 2006/08/09 15 面から
インフォコム子会社で携帯電話向けシステム開発のイメージシティ(東京・
台東、高橋通明社長)は、携帯電話会社を変える人向けにメール転送サー
ビスを始める。利用者は会社を変えても割り当てられた専用アドレスを
そのまま使える。10月の番号継続制度開始で増えそうな携帯会社の変更に
伴う需要を見込む。
●● 昨日の日経に、下記の記事が掲載されていました。
利用者が電話番号を変えずに携帯電話会社を乗り換えられる
番号ポータビリティー(継続)制度が10月24日から始まること
が決まった
昨年から議論が進められていたナンバーポータビリティ制度が、
遂に今年10/24から実施されます。
携帯電話会社を変更する手続きにかかる費用は1,000~3,000円。
昨年の日経BPコンサルティングの調査では、ナンバーポータビリティ
の利用は、手数料次第という結果が出ていました。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/marketing/keitai/050602_keitai/
1,000~3,000円という費用は、かなりの需要が見込める数字といえ
そうです。
ただ、ナンバーポータビリティ制度により、携帯電話番号はそのまま
移行できますが、残念ながら携帯メールアドレスは変更となります。
また、長期割引やダウンロードした着メロやゲームなどは移行できま
せん。
特に問題となるのは、やはりメールアドレスでしょう。
携帯用メールアドレスは、これまで、ドコモであれば、docomo.ne.jp
ボーダフォンであれば、vodafone.ne.jpというように、キャリアの
名称が入ったメールアドレスとなっていました。
そのため、キャリアを変更した場合、当然ですが、メールアドレスが
変更となってしまいます。
この問題に目をつけたいくつかの企業が、携帯用にどのキャリアでも
共通で使えるアドレスの提供をはじめています。
今朝の日経で紹介されたのが、イメージシティ社の「00Mail」という
サービスです。
http://www.imagecity.jp/00mail/
サイトのイメージを見ていただくと一目瞭然ですが、このサービスの
主な目的は、特定の差出人から届いたメールを隠すというセキュリティ
機能です。
セキュリティ機能で隠されたメールは、別の受信ボックスに届き、
認証を経ないと開くことができません。
こちらのサービスを利用すると、*****@00Mail.jp
というメール
アドレスが取得でき、このアドレスは携帯電話会社を変更してもその
まま利用できます。
月額利用料は100円程度から。
このサービスが、どの程度のユーザーを集められるかどうか。
他の携帯アドレス提供会社との差別化が肝となりそうです。
《関連Webサイト》 イメージシティ 株式会社
http://www.imagecity.jp/