仮想都市ゲーム日本語版、電通など研究組織設立


仮想都市ゲーム日本語版、電通など研究組織設立

   

      ~日経新聞 2007/02/08 13 面から



電通とIT(情報技術)人材育成のデジタルハリウッド(東京・千代田、
藤本真佐社長)は今月下旬、米ベンチャーのリンデンラボ(カリフォル
ニア州)が運営する仮想都市ゲーム「セカンドライフ」の日本語版を
支援する研究組織を設立する。仮想都市ゲーム内での商取引や広告宣伝、
防犯技術に関する課題を解決し、日本企業の参加を促す狙い。


●● さすがにこのサービスのインパクトには、大企業も注目している
   ようです。

   今春、日本にで運用を開始される予定の仮想都市ゲームがこちらの
   「セカンドライフ」です。

   
http://secondlife.com/world/jp/

   ネットゲームの1種ですが、バーチャルな空間の中に、実際に
   ユーザーの分身が生活します。

   そこで、買物をし、仕事をし、土地を買い、家を建てるなど、
   実生活とほぼ同じことがこのセカンドライフの中で実現できる
   のです。

   しかも、ゲーム内で使用される仮想通貨は、定められたレート
   にてドルに換金できます。

   実際、このゲーム内で町を創造し、土地を売りさばいて巨額の
   富をあげた人が存在するようです。

   「ゲーム」という言葉に惑わされない方がよいかもしれません。
   ひとつの「経済社会」といえるでしょう。


   すでに日本でも関連ビジネスが立ち上がっています。

   セカンドライフに企業が参入するための支援をするビジネスが
   すでに存在しています。

   
http://meltingdots.com/

   セカンドライフについてのトレーニング講座もすでに開講されて
   います。

   
http://www.dhw.co.jp/sl/


   そして、今朝の日経では、電通が研究組織を設立することが報道
   されています。


   現在、米国版のユーザー数は338万人。

   ここ半年ほどで3倍に増えています。

   また、過去24時間中に、このセカンドライフ内で使われたお金は、
   日本円に換算すると1億円を超えています。


   創造することはできましたが、技術的に将来のことと思っていた
   3次元の仮想世界がすでにそこにあります。

   日本導入時、大きな関心を呼ぶことは間違いなさそうです。


《関連Webサイト》Linden
Lab | Makers of Second Life
http://lindenlab.com/