電話会社が消える日
高速ネット、市場をのむ
~日経新聞 2005/01/19 1 面から
通信自由化から20年、NTT再編成から五年――。
電話や通信の仕組みは急速に変わり始めた。増える選択肢に、利用者は
もちろん、通信会社の間にも「どうする」との声が広がる。
●● 特集記事の冒頭で紹介されている「スカイプ」はこちら。
http://web.skype.com/home.ja.html
実は、同じソフトが下記のサイトからも入手できます。
http://skype.livedoor.com/
アドレスをご覧いただくとわかりますが、こちらのサービス名は、
「livedoor
スカイプ」。
堀江社長率いるlivedoorのサービスです。
ソフト自体は無料で手に入るものですが、livedoorでは、ヘッド
セットを同梱し、スタータキットと称して販売しています。
これは、ライブドアが昨年末にルクセンブルグの
Skype
Technologies(スカイプ・テクノロジーズ)社と締結した
共同配信契約によるものです。
日経記事では、国際通話料金の安さがメインに掲載されて
いますが、スカイプには、下記のような特徴があります。
■ 最大5人までの会議通話
■ 電話よりも優れた音質
■ テキストによるチャット機能
■ 通話しながらのファイル転送
■ Pocket PC
搭載のPDAでも利用可能
基本的な画面などは、インスタントメッセンジャーである
Windowsメッセンジャーなどと同等です。
通話音質と設定の簡単さなどの面で、既存のインスタント
メッセンジャーソフトよりも優れているといえます。
また、Pocket
PC
搭載のPDAでも使えますので、AirH”などの
常時接続環境を導入すれば、スカイプをインストールした
端末間での通話は無料となります。
無料携帯電話環境を構築することも不可能ではないのです。
しかも、携帯環境で5人までの会議通話まで可能。
通話による通信環境が大きく変化する可能性を秘めていると
いえます。
現在、このスカイプへの加入キャンペーンが家電量販店などで
展開されており、今後、急速に普及する可能性は高いでしょう。
ただ、ひとつ不明な点があります。
スカイプ社やライブドア社は営利企業です。
このスカイプの普及によって、どのような形で利益を得ていくの
でしょうか。
現時点では広告の挿入などもないようです。
≪関連Webサイト≫ Skype
http://www.skype.com/