短編映画使ったネット広告増加

短編映画使ったネット広告増加

   NEC、好評受けて再上映

      ~日経新聞 2004/07/16 15 面から

短編映画(ショートフィルム)を使ったインターネット広告を配信する
企業が増えてきた。NECは今春配信した短編映画が好評だったため、
15日から再び公開。アサヒビールは主力製品のブランド力を高める作品を
ネットで上映し始めた。視聴者は平均十―十五分の物語を楽しめ、従来の
CM以上に共感を感じるという。電通など広告大手は制作本数を増やして
いる。

●● 「続きはネットムービーで」

   テレビCMの最後に、上記のようなコメントが出されることが
   多くなってきました。

   実際、広告最大手の電通では、ネット短編映画の制作数が、昨年の
   5倍となったようです。

   テレビCMでネットの短編映画を宣伝された場合、どの程度の人が
   実際にネットで続きを見るのでしょうか。

   残念ながら、この数値を直接測定した調査結果は見当たりません
   でした。

   少し内容は異なりますが、インターネット関連調査のWebドメイン
   マーケティング事務局のが実施した商品パッケージに記載されて
   いるURL(ドメイン)に関するユーザー意識調査調査によれば、

    http://webdomainmarketing.jp/research/03.html

   約68%のユーザーが、商品・製品を購入後、商品パッケージに
   記載されているURL(ドメイン)を見てウェブサイトにアクセスした
   経験があったということです。

   アクセスしようと思った動機については、「プレゼントキャンペーン
   に応募したかったから」が73%とダントツです。

   次に「Web サイトの存在を知って興味をもったから」がおよそ50%
   となっています。

   少し前まで、ブラウザのアドレス欄に実際にURLを打ち込む人は、
   少数派だと見られていました。

   しかし、商品を手に取り、そこに記載されたURLを打ち込んでまで
   アクセスする人が増加しているようです。

   この調査から推定すると、テレビCMを見て、紹介されたアドレス
   にアクセスする人も相当数に上ることが想像できます。

   ちなみに、冒頭のコメントが使われているテレビCM・森永の
   「アロエヨーグルト」のネットムービーはこちらでご覧いただけ
   ます。 http://www.aloe.ne.jp/

   NECはこちら http://it2004.jp/

   アサヒビールはこちらです http://www.asahibeer.co.jp/superdry/

   著名な監督を起用したり、有名女優を使ったり、各社、非常に力の
   入った見て損のない出来になっています。

   テレビドラマには短く、テレビCMには長すぎる短編映画ですが、
   インターネットとの連携が絶妙なものであったようです。

《関連Webサイト》 株式会社 電通 http://www.dentsu.co.jp/