ゴールドカード 無料で発行
イオンクレジット
~日経新聞 13 面から
イオンクレジットサービスは12月末から高額利用者を対象に無料でゴールド
カードを発行する。手数料・会費なしで競合他社とほぼ同水準のサービスを
提供し、利用頻度を高めてもらう狙い。大手カード会社でゴールドカードを
無料発行するのは初めて。
通常のカードでは50万円の利用限度額を最高200万円に引き上げるほか、
3,000万円の海外・国内旅行傷害保険を付ける。購入商品が事故などで破損
した場合、購入後半年以内なら年間300万円分まで補償する。
●● イオングループの強力な販売力を背景に、イオンクレジットサービス
は、カード業界に新たなサービス競争を挑みます。
イオンカードは、入会金、年会費無料(盗難保障料年間70円)
のクレジットカードサービスです。
イオングループで毎月19・20日に実施されている「お客さま感謝
デー」にジャスコ、マックスバリュなどのイオングループ各店で
イオンカードを利用または提示すると、5%割引になります。
また、イオングループのコンビニであるミニストップでは、
毎週土曜日にイオンカードを使って支払いをすると、購入金額から
5%割引きになります。
イオンカードには、これまでゴールドカードという商品は存在して
いなかったようですが、今後、イオンカードの高額利用者を対象に
無料でカード発行することになるようです。
ちなみに、イオン同様小売店のグループカード会社であるセゾン
カードの場合、ゴールドカードの年会費は10,000円。
イオンカードのゴールドカードとほぼ同様のサービス内容ですが、
商品破損の保証が、購入後90日間と、イオンカードのほぼ半分と
なっています。
このイオンゴールドカードが、どのような顧客層に配布されるのか、
詳細は不明ですが、他のカード会社が、無視できない存在となる
ことは間違いありません。
イオングループは、積極的な企業の吸収合併を繰り返し、昨年度、
小売業において、イトーヨーカ堂に次ぐ業界第2位へと成長しま
した。
イオン社長である岡田元也氏は、現在、世界の小売業ランキング
で21位であるイオンを、2010年までに世界で10位以内に引き上げる
ことを目標として掲げています。
これは、7年程度の間に、現在3兆円程度の売上高を1.5倍にすると
いう計算になります。
日本だけでなく、世界のイオンとなれるかどうか。
今後数年、イオングループが小売業界で台風の目となりそうです。
《関連Webサイト》 イオンネットブランチ