配当総額今期も最高。3兆5600億円
~日経新聞 2005/06/15 1 面から
上場企業の2006年3月期の配当総額は3兆5600億円と、過去最高だった前期から
10%増える見通しだ。純利益のうちどれだけ配当に回すかを示す配当性向は
24.1%と、前期比0.2ポイント上昇しそう。業績拡大で積み上がった配当
原資を基に株主への利益配分を増やす。
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●● 欧米企業の配当性向は、30-50%。
利益の半分近くを配当として還元するという数字です。
それに対して、日本の上場企業の配当性向は24%。
まだまだ配当を増加させる余地はあります。
今回、日経1面で記事になった配当総額には、自社商品やギフト券
などを配布するいわゆる株主優待の額は含まれておりません。
現在、全上場企業の1/4程度が株主優待を実施しています。
そのため、投資先を考える場合には、この株主優待による還元も
配当の一部として考慮する必要があります。
株主優待を含む配当利回りを考える上で、大変便利なサイトが
こちらのinfoseekマネーです。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/mn_yranking_yh.html
株主優待をお金に換算し、配当+株主優待で配当利回りのランキング
が閲覧できます。
現在、優+配利回りでランキングトップは、55ステーション。
ただ、こちらの会社は、会社更生手続を開始し上場は廃止されて
おります。
上場廃止前に株価が急落したため、配当利回りが急上昇した結果、
このようにランキングトップになっています。
実際のトップ企業は、給食事業とレストランカラオケ事業を全国で
展開しているジャスダック上場企業のシダックス。
優待+配当利回りは、40%にも上ります。
その内訳は、配当金、年間1,500円+優待換算金額、年間30,000円
の合計31,500円。
株価がおよそ80,000円ですので、上記のような数字になります。
実際の配当金額だけの利回りはおよそ2%。
株主優待を含めるか含めないかによって、そのランキングは、
大きく違ってきます。
例えば、6月決算の会社のランキングは下記となります。
http://money.www.infoseek.co.jp/MnStock/mn_yranking_m.html?stm=6
こちらの企業であれば、配当権利最終日である6/24までに株を
取得しておけば、配当を受け取ることが出来ます。
配当金が支払われた場合、株価は配当落ちによって、配当金額
相当額値下がりします。
しかし、株主優待の分まで値下がりすることはありません。
手数料などを無視して、極めて単純に考えると、毎月株主優待
のある企業の株を購入し、配当確定後売却するということを
繰り返せば、元手はそのままで、毎月株主優待だけ受け取れる事
になります。
6月末の権利確定企業には、サーティワンアイスクリームや
コカ・コーラ、タスコシステムなど、有名な飲食店企業が
株主優待を用意しています。
《関連Webサイト》 実践!株主優待生活-我輩は株主である-
http://blog.kabulife.com/