スパイウエア初摘発 ネット銀預金、不正引き出し  容疑の男逮捕


スパイウエア初摘発 ネット銀預金、不正引き出し

   容疑の男逮捕

      ~日経新聞 2005/11/11 1 面から



ジャパンネット銀行の顧客にスパイウエアを組み込んだメールを送りID
などを取得、自分の口座に不正に送金したとして、警視庁ハイテク犯罪
対策総合センターは10日までに、千葉市若葉区若松町の無職、平山喜一
容疑者(34)を不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで
逮捕。東京都江戸川区の元会社員の男(31)を同容疑で指名手配した。
警察庁によると、スパイウエアをメールで送りつけ、銀行預金を不正に
引き出す手口の摘発は初めて。同センターの調べでは、平山容疑者は
ジャパンネット銀のほか、みずほ銀行、大川信用金庫(福岡県大川市)、
イーバンク銀行のインターネットバンキング利用者計10件約1140万円の
被害を出した事件にも関与したという。


とっておきの秘技
迷惑メール・スパイウェアの撃退法!
https://www.iw-jp.com/am.php?id=4903111040


●● 昨今、ウイルス対策を実施していない方は、ほとんどいらっしゃら
   ないと思います。
   一方、スパイウェアとなりますと、対策をされていない方の方が
   多いのではないでしょうか。


   スパイウェアも多種多様な種類があり、今回の記事のような
   悪質な物もあれば、ほとんど実害のないようなものもあります。

   ただ、インターネットに接続して使用しているパソコンの場合、
   ほぼ100%のパソコンで、何らかのスパイウェアは見つかります。


   なかには、キーボードで入力した内容を、逐次メールで他者に
   報告する「キーロガー」と呼ばれる極めて悪質なスパイウェアが
   知らないうちにインストールされている場合もあります。

   今回摘発されたのも、このキーロガーを使った犯行です。

   心配な方は、一度、スパイウェアのチェックを実施されることを
   お薦めいたします。


   チェック方法はそれほど難しくありません。

   フリーの対策ソフトが公開・配布されていますので、そのソフトを
   インストールすれば、チェックと対策と駆除ができます。

   お薦めのスパイウェア対策ソフトはこちらの「spybot」
   
http://www.safer-networking.org/en/

   ダウンロードとインストール方法はこちらをご参照ください。
   
http://www.higaitaisaku.com/spybotinst.html

   インストール後の使い方はこちら
   
http://www.higaitaisaku.com/spybot2.html


   ただ、spybotでスパイウェアをスキャンするときに注意点があり
   ます。
   スキャンを実施しても、数秒で「スパイウェアは見つかりません
   でした」というメッセージが表示されることがありますが、
   これは、インストール直後のスキャン実施時に生じる不具合
   です。

   この時、正常にスキャンできていませんので、spybotを一度
   終了して、再度立ち上げてからスキャンを実施してください。
   通常、スキャンには数分から10分以上の時間がかかります。


   スキャンを実施してみると、おそらく、複数のスパイウェアが
   みつかり、驚いてしまうのではないでしょうか。


   ただ、ここで見つかったスパイウェアには、様々なタイプがあり、
   見つかったからといって、ショックを受ける必要はありません。

   J-WORDなどのプラグインをインストールしていると、「CnsMin」
   というプログラムがスパイウェアとして表示されますが、
   配布元の説明ではこれはスパイウェアではないとのことです。
   
http://www.jword.jp/help/help_faq_install_cnsmin.htm


   スキャン後、不要と思われるスパイウェアを削除することに
   なりますが、この作業は自己責任にてお願いいたします。

   スパイウェアの中には、いくつかのソフトウェアで使用されて
   いるものもあり、誤って削除すると、そのソフトウェアが
   動作しなくなる危険性があります。
   上記の「CnsMin」も、削除を実施すると、J-WORDが動作しなく
   なります。
   ご注意ください。


   いずれにしても、スパイウェアに対する正しい知識が必要と
   なってきています。
   こちらのサイトなどに、詳細の解説があります。
   
http://www.trendmicro.co.jp/products/spyware/
    https://www.iw-jp.com/am.php?id=B000BC7MC6

   インターネットに繋がっている以上、常にその危険性を意識して
   パソコンを使用する必要があるといえるでしょう。


《関連Webサイト》 ジャパンネット銀行
http://www.japannetbank.co.jp/