税制メルマガ 財務省が創刊
初回は「総額表示」
~日経新聞 2004/03/30 5 面から
財務省はインターネットを通じて税制改正に関する情報を提供するメール
マガジンを始めた。当面は月一回程度配信し、初回は4月1日から義務化
される消費税の総額表示に関して目的や内容を説明する。最新情報を
積極的に取り上げ、税制改正への理解を高めるのがねらいだ。
「税制メールマガジン」では税制改正のポイントに関する説明や、
政府税制調査会で審議している内容を解説。創刊号では金融所得の
一体課税論議などを掲載する。すでに読者の申し込みを受け付けて
おり、希望者は財務省のホームページ上で登録できる。
●● メルマガブームを巻き起こした「小泉メールマガジン」創刊から
丸3年。
財務省も公的なメールマガジンの発行へ踏み切りました。
ホームページで、既に登録を受け付けています。
http://www.mof.go.jp/haisin/form.htm#merumaga
読者数200万人という、日本最大のメールマガジンに成長した
「小泉メールマガジン」は、先日、英語版の配信も開始して
います。
http://www.kantei.go.jp/foreign/m-magazine/index.html
登録読者数は2万人と、日本語版に比べると1%程度ですが、
現在の日本のメールマガジンの中では、読者数が多い部類に
入ります。
3/25に配信された創刊号には、ベーカー駐日米大使の特別寄稿
が掲載され話題を呼びました。
「構造改革」を掲げ、2001/4/26に発足した小泉内閣ですが、
メールマガジンとともに、丸3年の任期が経過しようとして
います。
平成に入ってから、小泉首相は、ちょうど10人目の総理大臣
です。
16年の間に、10回入れ替わった総理大臣は、当然それぞれの
任期が短く、これまで橋本龍太郎総理の2年6ヶ月が最長でした。
小泉内閣が、平成時代で初、戦後でも数少ない3年を超える
長期政権となりつつある一因には、小泉メールマガジンの
存在があるのかもしれません。
毎週欠かさずこの国のトップの声が聞けるということは、
少なからず、内閣の支持率に影響を与えているように思います。
また、4月からは、メルマガリニューアルを始めるようです。
目玉は、首相がメルマガ読者から寄せられた質問に答える
「らいおんインタビュー」というもの。
これまで一方通行だった「らいおんはーと」が、少しだけ
双方向になるようです。
日本で独自の発達をしたメールマガジンですが、この国を
変える大きな力を秘めているのかもしれません。
《関連Webサイト》 財務省