3-4割安のプラズマテレビ
現代イメージ
~日経新聞 2004/12/28 31 面から
現代イメージクエストジャパン(東京・千代田)は来年3月、競合他社製品
より35―40%程度安いプラズマテレビ3機種を発売する。現在、店頭価格は
42型が50万円弱まで下落しているが、もう一段低い価格設定で買い替えを促す。
これだけは知っておきたい
デジタル家電のしくみとポイント
https://www.iw-jp.com/am.php?id=4774122300
●● 年末商戦の今、家電量販店の薄型テレビ販売コーナーは、どこの
店舗でも、黒山の人だかりです。
先日から、主要都市で、デジタル地上波の出力電波が強化され、
試聴可能地域が広がったことと、テレビの普及価格といわれる
1インチ=1万円という価格帯に薄型テレビが近づいたことが要因
といえます。
しかし、商品を売りたいメーカー各社や家電販売員はほとんど
語りませんが、薄型テレビの本当の買い時は来年以降だといえ
そうです。
最近、少しずつ「フルハイビジョン」という言葉が聞かれるように
なってきましたが、このフルハイビジョン対応かどうかが、薄型
テレビ購入時の重要なポイントです。
地上波デジタル放送などのデジタルハイビジョン放送は、通常、
フルハイビジョンと呼ばれる1080p信号で映像を送信しています。
これは、画面の画素数が、1920×1080ピクセルとなる信号です。
一方、現在販売されている薄型テレビでは、1366×768ピクセル
表示が主流です。
そのため、フルハイビジョンである1920×1080ピクセルの映像を
そのまま表示することはできません。
1920×1080ピクセルの映像を、1366×768ピクセルに変換して
表示しているのです。
当然ですが、その分解像度は低下し、デジタル放送の最高解像度
であるフルハイビジョン映像をそのまま表示することはできなく
なっているのです。
また、常に表示する映像の画素数を変換する必要が生じます。
フルハイビジョン対応の薄型テレビも既に販売されていますが、
まだ画面サイズが、45インチ以上という各メーカーの最上位機種
のみです。
最も売れている価格帯の商品は、フルハイビジョンに対応して
いません。
このフルハイビジョン対応は、来年、普及価格帯の商品である
30インチ~40インチの薄型テレビに導入されることになりそう
です。
薄型テレビは、デジタル家電商品の中枢商品となるだけに、録画
機能や、ネットワーク機能など、各社多種多様な機能を提供して
いますが、とにかく、10年近く使うことを想定して購入されるので
あれば、フルハイビジョン対応だけは外さない方が賢明です。
周辺機器をいくら揃えようと、最終的な出力画面がフルハイビジョン
に対応しているか否かによって、見た目は全く異なったものとなって
しまうからです。
≪関連Webサイト≫ (社)
地上デジタル放送推進協会 http://www.d-pa.org/