パソコンウイルス、宇宙で感染、原因不明、NASA困惑
~日経新聞 2008/08/29 9 面から
国際宇宙ステーション(ISS)内で使用されているノート型パソコンが
コンピューターウイルスに感染した事が27日、明らかになった。米航空
宇宙局(NASA)はISS運行に支障がない事を確認済みだが、インターネットに
直接接続できない宇宙空間での感染源が特定できず、困惑している。
●● 米国から驚きのニュースが届きました。
国際宇宙ステーションでのコンピューターウイルス感染です。
感染したパソコンは、NASAにある飛行管制センターを経由して
電子メールをやり取りするためのもので、ISSの制御システムや
インターネットには接続されていないということです。
最先端技術者が集結しているNASAですが、感染源が特定できない
など、少し寂しい実態といえます。
感染したウイルスは、打ち込まれたキーストロークを記録して
パスワードなどの重要なデータを盗み取り、インターネット
経由でハッカーに情報を送信する有害なもの。
直接インターネットに接続されていないパソコンのため、実害は
ほとんど無いと思われますが、NASAにとっては、失態といえそう
です。
昨今、ウイルス対策ソフトはかなり進化し優秀になっています。
そのため、対策ソフトがインストールし、常駐されていれば、
今回のようなウイルスに感染することは無かったと思われます。
今回、急にウイルス感染が発覚したのは、おそらく、ウイルス
対策ソフトを新たにインストールしたか、新たに起動したため
と考えられます。
ということは、それまでの期間、ウイルス対策ソフトをその
パソコンでは使用していなかったと考えられるのです。
これでは、危機管理体制が低いと言わざるをえません。
ウイルス対策ソフトを常駐させていれば、感染自体を防ぐ事が
できたはずです。
もしくは、ウイルス対策ソフトをインストールできない特別な
事情があったからでしょうか。
いずれにしても、今回は実害の少ない軽微なウイルスであった
事が幸いし、大きな事故には繋がらないようです。
不幸中の幸いでした。
しかし、これが強力なウイルスで、地上との通信が途絶える
などの重篤な事態を招く可能性もありえました。
コンピューターウイルスウイルスによって、人身の危険さえ
ありうるということを世に知らせる事件だったといえるのかも
しれません。
ちなみに、現在、私が使っているウイルス対策ソフトはこちら。
イーセット
スマート セキュリティ
http://www.eset-smart-security.jp/go/29312/e1/
動作の軽さが特長ですが、このソフトをインストールして使って
みると、今までのソフトがなんだったのかと思うほどすべての
パソコンの操作が軽快に動作します。
今では、すべてのパソコンのウイルス対策ソフトをこちらに
変更いたしました。
お薦めです。
《関連Webサイト》NASA
http://www.nasa.gov/