液晶・プラズマ ブラウン管上回る
TV主役交代
~日経新聞 2005/11/22 11 面から
ブラウン管テレビから薄型テレビへの需要シフトが加速している。電子
情報技術産業協会(JEITA)が21日発表した10月のテレビの国内
出荷統計で、液晶が前年同月比1.5倍、プラズマが同1.7倍と好調なの
に対し、ブラウン管は同36.5%減と大幅減。液晶とプラズマの合計が
1月からの累計で初めてブラウン管を抜いた。年間では液晶テレビ単独
でもブラウン管を抜き去る見通しだ。
スター・ウォーズ
コンプリート・パック (Amazon.co.jp仕様)
https://www.iw-jp.com/am.php?id=490332690X
ハウルの動く城 特別収録版
1/24second付き
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B00009B8MC
●● 日本で地上波テレビ放送が開始されたのは、1953年のこと。
以来50年間、テレビの歴史は、ブラウン管と共にありました。
一方、液晶によるテレビが日本で商品化されたのは、1987年のこと。
20年間の進歩を経て、ついにブラウン管テレビを凌駕するまでに、
普及を遂げました。
急速に普及した原因には、価格的な要素が大きいと考えられます。
現在、20型程度の液晶ワイドテレビは、デジタルチューナーが
含まれていない商品の場合、1インチ5000円を切る価格帯にて手に
入ります。
こちらの23型液晶テレビは、冬のセールの割引やギフト還元を
考慮すると、実質87,300円にて購入できる計算になります。
HITACHI
WOOO W23-LC50 23V型ハイビジョンワイド液晶テレビ
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B0002HAHRC
これは、1インチあたり3800円という価格になります。
これは、ワイドサイズの大型ブラウン管テレビと比較した場合、
それほど差がなくなってきています。
ブラウン管テレビの場合、サイズが大型になればなるほど、1インチ
あたりの価格は大きく上昇しますので、30型を超えるサイズの場合、
液晶テレビの方が、価格的に安く購入できるケースもでてきて
います。
今冬の年末商戦において、最も注目を集めているのが、フルハイ
ビジョンテレビです。
地上波デジタル放送は、1920×1080画素という解像度で配信されて
います。
今年の夏までの薄型テレビは、表示できる解像度が1366×768画素
までにしか対応していなかったため、配信されたデータを、表示
できる画素に変換して表示していました。
しかし、今冬からは、1920×1080画素がそのまま表示できるフル
ハイビジョン対応の商品が販売されはじめました。
現在は、ほとんどが、40型を超える大型テレビで、ハイスペックな
商品ばかりですが、今後、このフルハイビジョン対応商品が、一般的
になることが予測されます。
ただ、現在のDVDは、720×480画素という解像度で映像が保存されて
います。
そのため、フルハイビジョン対応テレビの場合、逆に解像度を増や
して表示する必要があります。
このため、フルハイビジョン対応テレビでDVDを見ると、逆に粗が
目立ってしまったりする現象が起きます。
一方、次世代DVDは、1920×1080画素という解像度で表示できます
ので、フルハイビジョン対応商品でないと、完全な映像が表示でき
ません。
耐久年数から見て、薄型テレビの購入には、この先5~10年くらいの
技術を考慮する必要があるかと思います。
次世代DVDやデジタル放送を満喫したいのであれば、フルハイビジョン
対応商品を購入する必要があるといえます。
《関連Webサイト》 [D-pa]
社団法人 地上デジタル放送推進協会
http://www.d-pa.org/