ブレーカー落ちてもパソコン安心、無停電電源装置
家庭に広がる
~日経新聞 2005/05/24 29 面から
停電時にパソコンなどへ内蔵電池から電力を供給する「無停電電源装置
(UPS)」が家庭に広がりつつある。パソコン使用中に停電すると
ハードディスク内のデータが壊れることがあり、安全性を重視する
ユーザーを中心に販売が伸びている。五千円程度の低価格品も登場、
普及を後押しする。落雷による停電や電力の使い過ぎによるブレーカー
落ちが起きやすい夏場が需要期だ。
UPSはパソコンや周辺機器とコンセントの間に接続し、停電時には
内蔵電池が3分から数十分の電力を供給する非常電源。外観は延長
コード型、箱型など様々だ。
●● 近い将来、この無停電電源装置(UPS)は、デスクトップ
パソコンに内蔵されるようになるのではないかと思いますが、
現状では、別途購入する必要があります。
ただ、かなり特殊な商品であるため、製造メーカーが数社しかなく、
一般的な家電販売店では店頭に陳列されていない場合もあるよう
です。
日経の記事では「一般家庭に広がる」との記載がありますが、完全に
家庭でのユーザーがこの商品を必要であると考え、購入に至るとは
考えにくい面があります。
おそらく、SOHOもしくは自宅にて仕事をされる方がこれらのUPS
を購入されているのではないでしょうか。
SOHOの場合、パソコンで作成したデータが商品であり、停電に対して
対策を検討することは、極めて順当といえます。
UPS市場において、世界シェア一位の企業はAPSという企業
です。
APCは、American
Power
Conversionの略。
名称通り、米国の企業であり、米ナスダックに上場しています。
そのAPCの日本法人であるAPCジャパンが、日本国内で、
一般向けのUPSを数種類販売しています。
パソコン向けで、もっとも普及価格帯の商品がこちら。
ES500
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B0000AG7HB
一般的なデスクトップパソコンとディスプレイの場合、停電から
10分程度は十分な電源を供給することが出来ます。
また、UBSでパソコンとつなぐことにより、停電時のアラート表示や、
自己テストなどを実施する機能も有しています。
どうしても日本製がいいという方には、こちらのオムロン製BZ50Tが
適しています。
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B00028EU9M
機能、価格など、ES500とほぼ同等の製品です。
マニュアルなどは、おそらくこちらの方が親切でしょう。
APCジャパンは、今週、ES500よりも小型のBE325-JPという機器を
発売します。
https://www.iw-jp.com/rki.php?id=plaisir%2Fbe325-jp
こちらは、容量的にパソコンのUPSとしては、スペック不足と
いえます。
主な用途は、HDD搭載のDVDレコーダーなど。
こちらも、パソコン同様HDDを内蔵していますので、録画時などに
停電すると、最悪の場合、HDDがクラッシュしてしまうからです。
iPodなどの携帯型音楽プレーヤーにも、HDDが搭載されています。
HDDは、大変便利ですが、アクセス時の停電には極めて弱い商品
です。
UPSのニーズは、今後ますます高まることになるのではない
でしょうか。
ちなみに、当然といえば当然ですが、ノートパソコンには、この
UPSは必要ありません。
ブレーカーが落ちても、内蔵バッテリにより駆動します。
《関連Webサイト》 APCジャパン
http://www.apc.co.jp/