少量荷物、低料金で預かり――段ボール1日1箱10円も


少量荷物、低料金で預かり――段ボール1日1箱10円も

   トランクルーム
□□□□□
      ~日経新聞 2005/04/05 31 面から



都心回帰の流れが続く中、郊外にいた時より狭い住まいに移ったことで
本や衣類などの収納場所に困る消費者が多い。そんなニーズにこたえよう
と、家財などを預かるトランクルームサービス各社が、少量の荷物を
低料金で預かるサービスに力を入れている。都心マンションの増加で
需要はさらに伸びるとみて各社は新サービスや拠点数を拡大する。


●● 昨今、都心部を中心に、トランクルームサービスが急増して
   います。

   空き部屋や空きオフィスをトランクルームに改造して、資産の
   運用を提案する企業などもでてくるほどです。
http://s-try.net/


   日経紙面で紹介されている企業は、下記の5社。


   押し入れ産業
http://www.oshiire.co.jp/

   寺田倉庫 http://www.terrada.co.jp/b2c/index.html

   月島倉庫 http://www.day-soko.gr.jp/

   丸八倉庫 http://www.webtrunk.co.jp/

   エリアリンク http://www.hello-trunk.com/


   5社中4社が、社名からも分かるように旧来のBtoBを中心とした
   倉庫業務を扱う企業でした。

   ユーザーのニーズに応える形で、BtoCが中心のトランクルーム
   業務を展開しています。


   記事のよれば、トランクルームなど荷物預かりサービス全体の
   市場規模は業界推計では約800億円。

   大手の寺田倉庫では預かりスペース全体の稼働率は90%弱を
   維持しながら、客数は年6%程度増えているといいます。

   昨今、年6%伸びているサービスは大変貴重だといえます。

   この数字を業界全体の平均値と仮定すると、年間50億円規模で
   市場規模が拡大している計算になります。

   関連各社がこぞって参入する気持ちもよく分かります。


   最近のトランクルームサービスでは、集荷・配送も含めたサービスが
   登場しています。

   一時的に不要な荷物が発生した場合、業者に連絡して、集配を
   してもらい、そのまま預け、必要となったら連絡して配送を
   してもらうという形です。

   費用と、使用できるようになるまでに配送時間というタイムラグ
   が発生しますが、モノの価格に比べて、不動産の価格が圧倒的に
   高い日本では、有効なサービスであるといえます。

   都心回帰の傾向が続く限り、このようなサービスの人気も続くことに
   なりそうです。


《関連Webサイト》 トランクルーム・レンタル倉庫探しの達人
http://www.good-trunk.com/