DVD録画機 普及期へ 年末にも10世帯に1台
松下、一気に5機種
~日経新聞 2004/03/09 3 面から
家電各社が今夏のアテネ五輪に向けてDVD(デジタル多用途ディスク)
レコーダーの販売攻勢をかける。シェア一位の松下電器産業は世界初の
DVD・ハードディスク(HD)・VTR一体型などの新製品を20日
から相次ぎ発売する。家電が急速に浸透し始める境目は世帯普及率10%
とされる。今年末にはこの水準に到達する見通しで、先行きには強気の
見方が多い。
●● 最近、新三種の神器のひとつとして頻繁に取り上げられるDVD
レコーダーですが、デジタルカメラは買ったし、薄型テレビはまだ
高いし、次はDVDレコーダー購入を検討されている方は多いの
ではないでしょうか。
DVDレコーダー単体の製品であれば、既に50,000円を割る価格で
販売されています。
ソニーのRDR-GX5は、50,000円を切る価格であるにもかかわらず、
電子番組表(EPG)に対応しています。
これは、テレビ画面で番組表を確認できる機能です。
そのまま番組を選択して、録画予約も可能となります。
Gコードよりも数段直感的で便利な機能です。
このEPG機能は、すべてのDVDレコーダーに搭載されている機能
ではありません。
まだ、価格の高い製品にのみ搭載されている機能です。
ただ、その利便性から今後普及が加速することが予測されます。
購入したDVDレコーダーを数年間使用することを考えると、
ぜひ検討したい機能です。
また、現在主流になりつつあるDVD+HDレコーダーですが、やはり
DVDレコーダー単体のものより高価になります。
最安価格帯でも75,000円程度です。
価格は高くなりますが、DVD+HDの組み合わせは非常に相性がよく、
ビデオレコーダーへの録画という従来の使い勝手を一新させてくれ
ます。
DVD+HDレコーダーの場合、テレビ番組はとりあえずHDへ録画します。
HDでは自動的に録画した番組のライブラリが作成され、見たい番組
を簡単に選択できます。
ディスクであるため、早送りやCMスキップは一瞬ですし、見終わった
後の消去もワンタッチです。
そして、残しておきたい番組だけ、DVDにダビングしておけば、コン
パクトに保存できますし、パソコンなどで閲覧することも可能。
まだまだ価格が高いことを除けば、ビデオデッキと比較して劣る点
は見当たりません。
今後の急速な普及は間違いないでしょう。
《関連Webサイト》 Panasonic DIGA