ミシュランがきた、東京版11月発刊
~日経MJ新聞 2007/09/07 1 面から
レストラン・ホテルの格付け本「ミシュランガイド」の東京版が11月、
発刊される。フランスで百年を超える歴史を持つミシュランが日本の料理を
どう評価するのか、飲食店業界の注目を集めている。戦々恐々とする
仏料理店、公平に評価されるか不安な日本料理店……。フランスでは高い
評価を受けると売り上げが伸びると言われる。果たしてその“神通力”は
日本で通じるか。
●● 世界で最も有名なレストランガイド「ミシュランガイド」
その東京版が11月に発刊されます。
日本はミシュランガイドの22ヶ国目の対象国となり、アジア地域で
最初の発行国となります。
すでに専用のホームページが開設され、表紙のデザインまで完成して
いるようです。
http://www3.stream.co.jp/www09/michelin/guide/main.html
また、昨年末からミシュランの調査員が東京に配置され、日夜、調査が
続けられているということです。
ミシュランガイドは、元々タイヤメーカーのミシュランが発行した
ドライブガイドでした。
人々が車で移動する機会が増えるほど、タイヤが減ります。
タイヤが減れば、ミシュランの売上も伸びます。
ミシュランの戦略として、車での移動を促進するために発行された
のがミシュランガイドです。
そのため、当初このミシュランガイドは無料で配布されていました。
最初にこのガイドが発行されたのは、1900年のこと。
100年以上の歴史の中で、世界最大のガイドブックへと成長を遂げました。
ミシュランガイドでは、星の数でレストランを評価していますが、
星の数には次のような意味があります。
1つ星 そのカテゴリーで特に美味しい料理を提供するレストラン
2つ星 遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
3つ星 わざわざ訪れる価値がある卓越した料理
ミシュランガイド・フランス2007では約8,800軒のレストランが掲載
されていますが、3つ星を与えられたレストランはたった26軒。
星をもらえたレストランでさえ527店しかありません。
極めて厳しいその選択があるからこそ、星付のレストランは、
ミシュランが与えた保証により、世界中からお客様が集まるレストラン
になるといえます。
ちなみに、ミシュランガイド東京の販売価格は2,000円程度が予想され
ます。
日本でもベストセラーになることは間違いないでしょう。
《関連Webサイト》日本ミシュランタイヤ
http://www.michelin.co.jp/