米映画大手、作品のネット販売を一斉に開始
~日経新聞 2006/04/05 9 面から
ソニー・ピクチャーズエンタテインメントや20世紀フォックスなど米映画
大手は3日、米国で映画のインターネット販売を一斉に始めた。消費者は
作品をパソコンにダウンロードし、無期限に視聴できる。大手の作品は
従来は視聴期限付きのレンタルしかできなかった。DVD販売が今年、
初の前年割れとなる可能性が出ており、各社はネット販売を収益源と
位置づけている。
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が、4月21日発売。
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B000AR94DW
●● 映画をインターネットでダウンロードして見るということが、一気
に普及することになるかもしれません。
記事にあるシネマナウは、すでに日本で映画のダウンロード販売を
開始しています。
http://www.cinemanow.jp/
バットマンシリーズなど、比較的新作も視聴できます。
http://tinyurl.com/ggk2m
しかし、残念ながら知名度は今ひとつ。
おそらく、今日初めて知ったという方が多いと思います。
シネマナウは、米国のサイトも閲覧できます。
無料で配信されている映画を視聴することも可能です。
http://www.cinemanow.com/
ただ、物理的に配信サーバーが米国にあるためか、接続速度はいま
いちです。
ストリーミングで視聴した場合、頻繁に映像がとぎれてしまいます。
一方、記事に掲載されているムービーリンクは、米国サイトは、
日本からのアクセスが遮断されているようです。
http://www.movielink.com/
ページを開くと、米国以外からはアクセスできない旨のメッセージが
表示され、それ以上は進めないようになっています。
昨今、iPodの爆発的な普及により、音楽のダウンロード販売は、
あっという間に一般的なものとなりました。
ただ、iPodがブレイクする前にも、音楽のダウンロード販売という
サービスは存在していました。
iPod+iTunesという新しい仕組みが登場したことにより、急速に
普及することになったのです。
映画のダウンロード販売も、同じ過程をたどる可能性がありそう
です。
データサイズや、インターネット接続速度などの問題もありますが、
最終的に広く普及するかどうかは、その使い勝手と、使い方の
スタイルといえるのではないでしょうか。
最近では、あのamazonが、音楽と映画のダウンロード販売に乗り出す
動きがあると報じられています。
映画版iPodを狙って、多くの企業が競い合うことになりそうです。
《関連Webサイト》 ソニー・ピクチャーズ
http://www.sonypictures.jp/