ソニーとコニカミノルタ、一眼レフ共同開発


ソニーとコニカミノルタ、一眼レフ共同開発

   

      ~日経新聞 2005/07/20 13 面から



ソニーとコニカミノルタフォトイメージング(東京・新宿)は19日、
レンズ交換式デジタル一眼レフカメラを共同開発することで合意したと
発表した。来年夏をめどに新製品を開発し、それぞれのブランドで販売
する。ソニーはデジタルカメラ市場で一眼レフの需要が今後拡大すると
判断。コンパクト製品に加え、一眼レフでもデジカメ市場を開拓する。


●● 昨日の日経1面に、デジタル商品のシェアに関する記事が掲載されて
   いました。
   なかでも、デジタルカメラは、非常にシェアの逼迫した競争の激しい
   商品だといえます。


   昨日の記事によれば、国内・世界ともに、デジタルカメラ販売
   シェアトップを獲得したのは、キヤノンでした。

   2位は国内・世界ともにソニー。

   しかし、世界シェアに関しては、昨年のトップはソニーでした。
   ソニーは今年、わずか0.2ポイントの差で、シェアトップをキヤノン
   に奪われた形です。


   2004年、キヤノンがソニーから世界シェアトップの座を奪うことが
   できた大きな要因は、デジタル一眼レフカメラの好調な売れ行きです。

   テレビCMなどでもよく知られている、「イオス・キス デジタル」
   が、このキヤノンの快進撃を支えています。
   
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B0007VRPYQ


   デジタル一眼レフカメラだけに限れば、世界シェアでキヤノンとニコン
   がおよそ90%のシェアを占めるといわれてる独占市場です。
   
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B0009VDOD0


   また、昨今、デジタルカメラ全体の販売台数に占めるデジタル一眼
   レフカメラのシェアが上昇してきています。
   昨年前半には2%程度であった台数シェアが、今年は10%近い数字へと
   急速に伸びてきているのです。


   デジカメメーカーにとって、デジタル一眼レフ市場は、無視できない
   カテゴリーになってきたことは間違いありません。


   今回、キヤノンを追う立場になったソニーは、コニカミノルタと提携
   し、デジタル一眼レフ市場に参入する意向を表明しました。
   
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B0006IA1P0

   先日は、松下電器産業がデジカメ世界シェア3位のオリンパスと
   デジタル一眼レフカメラの共同開発開始を発表しています。
   
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B0006IX76K

   そのほか、ペンタックスなども、今年は開発陣の約6割をデジタル
   一眼レフカメラの開発にあてるとしています。
   
https://www.iw-jp.com/am.php?id=B0007Q2ZGO

   価格の下落が続き、参入企業の多いコンパクトデジタルカメラ市場を
   見切り、各社、今年以降の商戦の中心を、デジタル一眼レフカメラに
   据えてきています。

   引退する団塊世代のお金の使い道も絡めて、デジタル一眼レフ市場が
   今後ますます加熱していくことは間違いなさそうです。


《関連Webサイト》ソニーグループ
ポータルサイト http://www.sony.co.jp/