米ネット勝ち組、売上高拡大続く――グーグル
~日経新聞 2007/02/02 3 面から
広告や小売り・流通分野で、グーグルやイーベイなど「勝ち組」の米インター
ネット企業が一段と影響力を増してきた。売り上げ規模で既存の大手企業と
肩を並べ、顧客を奪う構図だ。店舗や人手にコストをかけない迅速な取引で
確立した事業モデルが採算性だけでなく、集客力の面でも強みとなっている。
Google
Business 仕事に使えるgoogleサービス活用ガイド
https://www.iw-jp.com/am.php?id=475614831X
●● 米グーグルの通期の売上高が、100億ドルを超えました。
日本円に換算すると、およそ1.2兆円。
設立から8年で、1兆円企業の仲間入りを果たしたことになります。
しかも、純利益額は31億ドル。
30%という極めて高い利益率を誇ります。
また、FORTUNEが調査した、従業員満足度の高い企業ランキングに
おいて、グーグルは堂々の1位を獲得。
http://money.cnn.com/magazines/fortune/bestcompanies/2007/
米国一の人気企業に成長しているといえます。
もちろん株価もうなぎのぼり。
上場から3年弱で、株価は5倍以上になりました。
http://tinyurl.com/3nm7m
現在、グーグルという企業の時価総額は日本円に換算して16兆円
程度。
この数字は、日本企業で比較すると、トヨタ自動車の約30兆円に
次いで2位の金額になり、三菱UFJフィナンシャル・グループ
の時価総額とほぼ同等です。
松下・ソニー・三菱商事という、日本を代表する企業3社を足した
時価総額が、グーグル1社の評価額となっているのです。
グーグルの提供しているサービスには、将来性を感じさせるサービス
が多数ありますが、今回は、グーグルが提供しているフリーメール
サービス・Gmailを紹介させていただきたいと思います。
こちらのGmailは、もともと招待制でしたので、既存のユーザーの招
待が必要となっていたため、比較的敷居が高いサービスでした。
しかし、昨年8月から、登録制となり、急速に利用者が増えています。
http://mail.google.com/
このサービスは、基本的にはWEBメールですが、従来のフリーメール
よりも多くの面で優れています。
まずは、その容量です。
現在、3GB程度の容量が1ユーザーあたりに割り当てられています。
しかも、この容量は、日夜増えています。
一般的なユーザーでしたら、すべてのメールを数年間保存しても
十分足りる容量といえます。
そのため、Gmailでは、ユーザーが使っているすべてのメールを
このGmailに集約する使い方を提案しています。
そして、大量にあるメールでも、グーグル得意の検索機能にて、
すぐに目的のメールを見つけられるとうたっています。
また、昨今問題化しているスパム対策も学習機能を搭載した高機能
なツールが搭載されています。
このスパム対策ツールを利用するためだけにGmailを使っている
ユーザーもいるようです。
ウイルススキャンは、当然あります。
これだけのサービスが完全に無料で使えるのです。
ただ、1点、グーグルが利益を享受する手段として、Gmail内で、
広告が表示されます。
しかも、グーグルの文章解析機能により、メールと関係する内容の
広告が表示されます。
かなり的確にメールに関連した広告が表示されると行っていいと
思います。
このGmailで、世界中のユーザーのメールを処理するようになったと
したら・・・
グーグルの真の成長力は、こんなものではないのかもしれません。
《関連書籍》ポケット図解
Gメールの使い方がわかる本
https://www.iw-jp.com/am.php?id=4798015342