ライブドア、ストップ安まで気配値下げる
~NIKKEI
NET 2006/01/17 主要面から
17日の東京株式市場ではライブドアの株式が朝方から売り気配が続き、
気配値は値幅制限の下限(ストップ安)である前日比100円安の596円
まで下がった。依然として差し引き2億5000万株を超える売り越しで、
取引は成立していない。
ライブドアの世界一になるキャッシュフロー経営
https://www.iw-jp.com/am.php?id=4916089502
●● 株高に支えられた買収戦略で急成長した同社にとって、投資家の
信用を失う可能性がある今回の事件は、致命傷になる危険性さえ
含んでいます。
2000年に起きた光通信の20日間連続ストップ安が頭をかすめます。
同社が行った多数の企業買収は、そのほとんどを同社の株高が
支えていました。
多くの企業買収が株式交換方式で行われていますし、現金で
買収が行われた場合でも、調達した資金の担保は多くの場合
株でした。
この、株高という一点のみで巨大化してきた同社にとって、
株価の下落は極めて大きな問題となります。
買収された企業も、すべてライブドアの子会社となっています
ので、株価はもちろん一蓮托生です。
また、株式を担保に同社に資金を融資した金融機関も、担保
価値が著しく損なわれることになります。
さらに、ライブドア株を保有する多くの投資家にとっては、
資産価値の低下に直結します。
同社に400億円を投資したフジテレビも同様です。
ライブドアという企業にとって、間違いなく株価が経営の命綱
でした。
この命綱が切れかけている今、堀江社長は、どのような挽回策を
持っているのでしょうか。
ただ、このことは、堀江社長自身が最も把握していたはずです。
同社にとってそれほど大きくない買収事案で、なぜこのような
事態を招いたのか。
急成長する会社の企業統治低下が根底にあるように思われます。
昨夜から、ヤフーファイナンスの掲示板では、ライブドアが書込
件数トップになっています。
http://messages.yahoo.co.jp/?action=q&board=4753
こちらは、同社に対する怒りや嘆きがほとんどです。
一方、今朝方堀江社長の謝罪文が掲載されたブログにも、すでに
100件を超えるコメントが寄せられていますが、こちらは励ましの
投稿が大半を占めています。
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/archives/50042446.html
本日1/17はいくつかの大きなニュースがありましたが、ライブドア
事件がほとんどのマスコミでトップ記事になりました。
他のニュースをかき消すために、昨夜の家宅捜索だったというのは
勘ぐりすぎでしょうか。
《関連Webサイト》 livedoor
株主コミュニティページ
http://finance.livedoor.com/4753/