三菱UFJ 純利益6350億円に トヨタ抜き国内最大
9月中間
~日経新聞 2005/11/18 1 面から
三菱UFJフィナンシャル・グループは17日、2005年9月中間期の業績予想の
上方修正を発表した。連結純利益は6350億円と期初予想(5月予想)の2.3倍
に膨らみ、国内最大のトヨタ自動車の5705億円を上回る。不良債権処理に
多額の費用を投じる必要がなくなったうえ、手数料収入などのもうけが増えた。
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●● 4つのメガバンクに多額の公的資金が投入された2003年に、たった
2~3年でメガバンクがここまで業績を回復すると、誰が予想できた
でしょうか。
国費の投入によって、日本のメガバンクは見事に復活を成し遂げ
ました。
旧三菱東京と旧UFJがそれぞれ3000億円程度の利益を計上したため、
統合後の三菱UFJは、合計で6000億円を超える純利益を計上する
ことになりました。
この数字は、トヨタ自動車を超え、国内最高となります。
投入された公的資金の返済もおおむね目処がつき、逆に多くの
銀行が、多額の税金を納入できるまでになってきています。
銀行の場合、コストの大半は人件費と店舗などの不動産コストです。
不動産コストの方は、度重なる統合で、店舗数を大幅な削減が
進みました。
人件費も、大幅にコストダウンが進んでいます。
今月のプレジデントに、「全公開!日本人の給料」という特集が
あります。
その中で、給料が下がった企業50社というランキングがあります
が、第4位にUFJホールディングスがランキングされています。
2003年の平均年収1050万円に対し、2004年の平均年収は666万円
と、実に1/3の給料がカットされているという実態がわかります。
また、高給ランキングで、以前は銀行各行が、上位にひしめいて
いましたが、今では、三井住友の24位が最高位となっています。
その平均年収は1106万円。
三菱東京は、28位で1076万円です。
その他の銀行はすべて、平均年収が1000万円を切っているという
状況になっています。
また、銀行業全体の平均年収が664万円と、他の業界と比べて、
高いという状況ではなくなってきています。
こうしたコストカットの成果が、如実に業績に表れてきた形
です。
竹中大臣が推し進めてきた構造改革が、早くも実りつつある
といえそうです。
ちなみに、高給ランキングの上位4社は、すべて在京キーテレビ局。
すべて平均年収は1400万円を超えています。
平均年収が500万円台の楽天やライブドアに買収されることは、
経営判断以前の問題で、極めて難しいといえるのではないでしょうか。
《関連Webサイト》三菱UFJフィナンシャル・グループ
http://www.mufg.jp/