三菱自、旧役員に13億円請求


三菱自、旧役員に13億円請求

   リコール問題損害賠償、歴代3社長ら7人。

      ~日経新聞 2005/03/30 1 面から



三菱自動車は一連のリコール(無料回収・修理)問題を巡り、中村裕一、
木村雄宗、河添克彦元社長ら三人の社長経験者を含む七人の旧取締役に
総額約13億円の損害賠償を請求する方針を固めた。益子修社長が30日、
発表する。昨年のリコール問題以降、三菱自の国内販売は低迷が続いて
おり、歴代トップにさかのぼった異例の賠償請求によって旧経営陣の
責任を明確にし、信頼回復に結びつける考えだ。


三菱とは何か―法人資本主義の終焉と「三菱」の行方
http://www.iw-jp.com/am.php?id=4872339088


●● 今朝の日経は、さながら三菱不祥事特集号のようになっています。

   三菱グループの不祥事に関する記事が、なんと8件。
   見出しの一覧を掲載します。



   三菱自、旧役員に13億円請求――リコール問題損害賠償 1面

   三菱ふそうは一から出直せ(社説)2面

   三菱地所社長ら書類送検――宅建業法違反容疑、土壌汚染隠ぺい 3面

   三菱自、三菱10社に補償金100億円――ふそう株資産価値低下で 
11面

   三菱ふそう、対象車は出荷停止に――調査結果公表、来月に延期 11面

   三菱ふそう社長不具合報告遅れ謝罪――国交省聴取隠ぺいは否定 42面

   リコールさらに2件 42面

   三菱地所土壌汚染隠し告知義務を認識―幹部の供述積み重ね立件 43面



   創業から135年。

   かつての名門・三菱グループの信頼が、まさに地に落ちたような形に
   なっています。


   特に、今回表沙汰になった三菱ふそうによるリコール修理した
   トラック・バスの不具合による事故の隠蔽疑惑は、社会的にも
   非常に大きな問題です。

   リコール修理車両の不具合が、三菱ふそう社長であるポート氏に
   報告されたのは、昨年11月のこと。
   その後も、同様の不具合により、車両に火災などが起きていることが
   報告されながら、一切公表はありませんでした。


   三菱ふそうは、今回の報道を受け、リコールを発表します。

   同社社長であるポート氏は、隠蔽工作については完全に否定して
   いますが、利用者の安全に関わる不具合を公表しなかった事実に
   ついて、社会的な責任を問われることは当然といえます。


   現在、「三菱」を冠する上場企業は21社。

   本日は、取引開始から全面的に株価が下落しています。

   
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=%bb%b0%c9%a9&d=v1


   特に、三菱自動車は、リコール隠しの発覚からほぼ1年で、株価は
   ほぼ半減し、時価総額にして5,000億円が吹き飛びました。

   さらに、三菱自動車はここ1年間で三菱グループから総額6000億円
   にのぼる出資を受けています。


   まさに、三菱自動車は瀕死の状態といえますが、巨大グループ企業
   が必死に支えています。



   かつての名門が名を落とす。

   日本経済が底にあるといわれる今、長年たまった膿を出しきる時
   だといえるのかも知れません。


《関連Webサイト》 三菱自動車
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/