独自パソコン、無料保証5年に
ヤマダ電機、業界最長
~日経新聞 2004/12/02 面から
ヤマダ電機は子会社で製造している独自企画パソコン「フロンティア」の
無料保証期間を従来の5倍の5年間に延長する。他メーカーは一年間が一般的
で、業界最長となる。割安な価格設定に加え、長期保証という安心感を
消費者に訴える。
12月以降の新製品が対象で、第一弾は2日発売の「FRKTシリーズ」
(価格129,900円)。11月以前の発売分の保証期間は一年間。
●● パソコンの耐久年数や商品寿命を考えると、5年保証というのは、
ほとんど永久保証に相当するといえます。
例えば、WindowsMeを搭載したパソコンを、来年まで保証すると
いった期間の長さになります。
しかも、回数・金額の制限なしで、無償対応。
ハードディスクなどの消耗品は対象外となるようですが、知名度
と信頼度の低い独自パソコンの弱点を、十分に補うサービスと
なりそうです。
ヤマダ電機が扱っている独自企画パソコンの製造元である神代は、
「フロンティア神代」のブランド名で、10年前からパソコンの
製造販売を続けていた企業でです。
日本のオリジナルパソコンメーカーとしては老舗といえます。
http://www.frontier-k.co.jp/
今年1月、ヤマダ電機は神代に資本参加し、過半数の株式を取得して
連結対象の子会社としました。
そして、ヤマダ電機店頭で取り扱っていたオリジナルブランドパソ
コンを「フロンティア」一本に絞り込むという戦略をとりました。
フォロンティアのホームページを見ますと、昨今出回っている
10万円を切る価格帯パソコンに比べて、一段高い印象を受けます。
しかも、すべての商品において、一般的なソフトウェアはほとんど
付属しません。
一部商品では、WindowsなどのOSさえもオプション扱いとなって
います。
ほぼ完全に、2台目購入などの用途に特化した、プロ向け・玄人
向けのショップです。
ただ、商品のスペックなどの詳細を吟味すると、価格的な優位性が
実感できます。
以前に当メルマガでお伝えした、パソコン内部仕様の新規格パソコン
でも、OSは別ですが、9万円を切る価格から購入できます。
現状の規格のパソコンより、数段スピードが速くなりますので、
コストパフォーマンスは高いといえます。
残念ながら、まだヤマダ電機で扱う新商品の紹介はありませんが、
価格的に見て、おそらくこの新規格を導入した商品であると想定
できます。
この価格帯で5年保証がつくのであれば、現在のパソコンからの
買い替え・スペックアップ用途に適した低価格パソコンであると
いえそうです。
《関連Webサイト》 ヤマダ電機