次世代DVD「ブルーレイ」、プレステ2後継、搭載へ

次世代DVD「ブルーレイ」、プレステ2後継、搭載へ

   ソニー陣営、普及に先手

      ~日経新聞 2004/09/22  面から

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は21日、家庭用ゲーム
機戦略を発表した。「プレイステーション2(PS2)」の後継機には
次世代光ディスク規格の「ブルーレイ・ディスク」を採用する。次世代
ディスクはソニーなどが主導するブルーレイ、東芝などの「HD DVD」
の二陣営で競っている。圧倒的シェアを持つSCEのゲーム機を軸に、
ソニーはグループの総力を挙げて主導権を握る考えだ。

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●● 最近のソニーは、次世代DVD「ブルーレイ」規格の普及に並々
   ならぬ力を注いでいます。

   先日、ソニーが総額5000億円を超える巨額を投じた米MGM買収
   も、ブルーレイを次世代DVDの標準規格に押し上げるための一策で
   あるといわれています。

   DVDの規格争いにおいて、強力な力を持つDVDフォーラムは、
    http://www.dvdforum.gr.jp/
   東芝陣営のHD DVDを次世代DVD規格として承認しました。
   実は、このDVDフォーラムにおいて、東芝は議長会社を務めて
   います。

   そのため、このフォーラムでは、事実上、東芝の推す規格が優遇
   されてきています。

   当然、ソニーが、ブルーレイ規格をフォーラムに提案したところで、
   それが承認される可能性は低く、実際、ブルーレイ規格は、フォー
   ラムには一切提案されていません。

   ただ、DVDフォーラムは、DVDに関わるメーカーやコンテンツ
   企業が全世界で200社以上参加する巨大な組織です。

   現行のDVD規格は、ほぼDVDフォーラムが選定したと言える
   状態です。

   この面から見て、ソニーのブルーレイ規格は、非常に不利といえます。

   さらに、ブルーレイ規格は、現行のDVD規格と互換性が低く、
   ディスクの制作に要する技術やコストも高いという、三重苦を抱えて
   います。

   現在、ソニーは、DVDフォーラムを無視した形で、自社の保有
   する膨大なコンテンツを武器に、ブルーレイ規格を押し通す戦略に
   出ています。

   現在、DVDフォーラムには、音楽系の制作会社は何社か参加して
   いますが、映画製作会社は参加していません。

   映画制作会社を傘下に治めるソニーは、DVDソフトの供給面から
   規格争いで主導権を握ろうとしています。

   また、今回は、規格争いにおいて覇者側に立つことが多い松下電器
   産業がブルーレイ陣営にいます。

   松下は、VHS以降の規格争いにおいて、新規格を自ら提案することは
   ほとんどありませんが、最後には常に優位な立場にたっています。

   DVDレコーダーでも、いつの間にかトップシェアを誇っていますし、
   メモリーカードでも、いつの間にか松下が全面的に採用している
   SDカードがデファクトスタンダードに最も近い位置にいます。

   その松下とタッグを組んだソニーが、グループ企業総動員で、
   次世代DVD規格の覇権を狙っています。

   次世代DVDの規格争いは、ここ数年が正念場といえそうです。

《関連Webサイト》  米MGM