ドロップシッピング――通販新顔ブロガー熱視線
~日経MJ新聞 2006/10/9 1 面から
インターネット通販の新しい仕組み、「ドロップシッピング」が動き出した。
零細のネット通販事業者や個人が、単に商品を紹介するだけでなく価格設定
までするのが特徴。アフィリエイト(成果報酬型)広告より、手にする利潤
は大きい。ただ、この仕組みが普及するかどうかは決済や物流などの仲介
サービスを提供する専門会社の実力にかかっている。
パイレーツ・オブ・カリビアン
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http://www.iw-jp.com/am.php?id=B000ILZ3W6
●● 利用者とって、ほとんどリスクのない販売代理手法が広まりつつ
あります。
このドロップシッピングは、数年前に米国で誕生したネット上での
新しい販売手法です。
このドロップシッピングに販売代理店として参加すると、商品を
販売するためのソースが提供されます。
このとき、販売価格を自由に決められるのが、このドロップシッピング
の最大の特徴です。
仕入れ価格は決まっていますので、上乗せした金額分は、すべて販売
代理店の利益となります。
そのため、高く売れば売るほど利益が増えることになります。
今年に入ってから、徐々に日本で広まりはじめたドロップシッピング
ですが、ここに来て、急速に普及しはじめたのは、「もしも」という
会社がドロップシッピングに参入したためと考えられます。
http://www.moshimo.com/
このもしもが展開する「もしもドロップシッピング」の取り扱う商品は
激安の殿堂・ドンキホーテの卸売り部門が取り扱う商品と同じもの。
つまりドンキホーテの商品を、同等の卸値で仕入れて販売できるという
ことになります。
このもしものしくみの場合、販売代理店が実施する内容は、商品の
陳列のみです。
それ以外の受注・決済・発送・サポートはすべてもしもが代行して
くれます。
そのため、ほとんどリスクのない代理販売が可能となっています。
ただ、日経MJ紙面にも記載がありますが、販売代理店が徐々に増えて
いくことが販売側にとっては大きなデメリットといえます。
価格が下落するうえに、競争が激化するためです。
アフィリエイトなどネット上のサービスの場合多くが該当しますが、
このドロップシッピングも、先手必勝といえます。
早い時期にはじめて集客していったものが勝つことになりそうです。
一方、モノを売りたい側にとって、このドロップシッピングは、
口コミを販売に生かすことができる有効な手段といえます。
売りたい側にとっては、販売代理店の販売価格に関係なく、卸売り
価格から一定の利益を上げることができますので、新しい販売チャネル
を模索している企業にとっては一考の価値があるといえます。
日本では今年がドロップシッピング元年となりそうです。
新しい成功者が登場してくることになるでしょう。
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http://www.iw-jp.com/am.php?id=4881665472